胸の痛みでお困りの方へ
【肋間神経痛・胸郭痛・胸肋関節炎に対応しています】
■胸の痛みは「命に関わる痛み」と「筋肉・神経が原因の痛み」に分かれます
胸の痛みには、整形外科・ペインで対応できる胸痛と、循環器疾患が隠れている胸痛があります。
最も重要なのは、危険な胸痛を確実に見分けることです。
当院では、胸痛の初期評価を丁寧に行い、整形外科領域か、循環器受診が必要かを明確に判断します。
■当院で診療できる胸の痛み
●肋間神経痛
●胸肋関節炎(肋軟骨炎)
●胸郭出口症候群(TOS)
●肩甲骨・背中からの関連痛
●姿勢性・筋膜性の胸痛
●打撲・ぶつけた後の胸部痛(胸壁外傷)
これらは整形外科・ペインクリニックで診る胸痛であり、当院の対応範囲です。
■当院の検査・治療体制(胸痛を多角的に評価できます)
胸痛は、筋骨格系・神経痛・打撲・循環器系が重なることがあり、
一方向の検査だけでは十分でない場合があります。
当院では、以下の複合評価により原因を特定します。
●医師による痛みの評価
押した時の痛み、動作での再現、胸郭・肋骨・筋肉の状態を丁寧に確認します。
●超音波(エコー)
肋骨・肋軟骨・胸肋関節・胸筋・神経周囲の状態をリアルタイムで評価。
筋肉痛・肋軟骨炎・肋間神経痛の鑑別に非常に有効です。
●心電図(ECG)
循環器系(狭心症など)を除外するための初期評価として行います。
●頸動脈エコー(動脈硬化の評価)
胸痛の背景に循環器リスクが疑われる場合、血管・プラークの状態を確認できます。
●X線(レントゲン)
肋骨の骨折・形態異常の確認に使用します。
●胸部CT(外部医療機関へ依頼可能)
胸をぶつけた、強く打撲した場合には胸部CTを追加することがあります。
都市部という土地柄、外注により短時間でCT撮影が可能です。
小さな骨折・胸壁外傷・血腫など、レントゲンで分からない異常を確認できます。
■治療方針
① 肋間神経痛
炎症・神経過敏のコントロール、物理療法、姿勢改善。
必要に応じて「診断的治療も兼ねた肋間神経ブロック」を行います。
ブロックで痛みが改善すれば、原因が特定しやすく治療方針も明確になります。
② 肋軟骨炎・胸肋関節炎
局所の炎症治療、負荷調整、胸郭の動き改善。
③ 胸郭出口症候群
姿勢矯正、肩・首・胸まわりの可動域改善、肩甲帯安定化トレーニング。
④ 背中・肩甲骨由来の胸痛
頚椎・胸椎の動き改善、筋膜調整、運動療法。
⑤ 胸壁打撲・胸部外傷
エコー・X線・必要に応じて胸部CTで評価し、
骨折や血腫の有無を確認した上で適切な治療を行います。
■循環器受診が必要な危険な胸痛
・胸の中央の圧迫感、締め付け
・歩行や階段で悪化
・冷汗を伴う
・息苦しさ
・左腕・顎・肩への放散痛
・数分以上続く重い胸痛
これらは狭心症・心筋虚血などの可能性があり、整形外科の領域ではありません。
当院では、心電図・頸動脈エコーも活用し、危険な胸痛を見逃さない体制を整えています。
必要な場合は、循環器内科へ速やかにご案内します。
■まとめ
胸の痛みには、命に関わるものから、筋肉・骨・神経・打撲などの整形外科疾患まで、さまざまな原因があります。
当院では
・エコーによる精密な筋骨格評価
・心電図
・頸動脈エコー(動脈硬化の評価)
・必要に応じた胸部CTの外注依頼
・肋間神経ブロック(診断と治療を兼ねる)
これらを組み合わせ、胸痛の原因を多角的に分析し、より正確な治療方針を立てています。
肋間神経痛・胸郭痛・胸肋関節炎・胸壁の打撲など、整形外科・ペインクリニック領域の胸痛は幅広く対応可能です。

