外反母趾とは
外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、付け根の関節が内側に張り出す変形です。
変形が進行すると、靴による圧迫や歩行時の痛みが生じ、日常生活に支障をきたします。
原因
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つま先の狭い靴やハイヒールの習慣
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足のアーチ構造の崩れ(扁平足)
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筋力の低下
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遺伝的な要因
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加齢やホルモンバランスの変化
当院の治療方針
当院では、保険診療・自費診療の両面から幅広い治療オプションをご用意しています。
外反母趾の進行度や症状に応じて、以下の治療を組み合わせてご提案しています。
🔹 保存療法(手術をしない治療)
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足底板(インソール)による矯正
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足指の運動療法、歩行指導
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消炎鎮痛薬(内服・外用)
🔹 動注療法(動脈注射)
変形に伴う強い炎症や痛みが続く場合、必要に応じて足部への動注療法(動脈注射)を実施します。
血流の改善や炎症の軽減を目的とした治療で、保存療法で効果が不十分なケースに対して検討します。
※動注の適応は医師の判断によりますので、診察時にご相談ください。(自費診療)
🔹 リハビリテーション
理学療法士による運動指導や足部のアライメント調整により、痛みの緩和・変形の進行予防を目指します。
手術が必要な場合は
保存療法や動注でも改善が見られない高度な変形に対しては、提携する整形外科専門施設にて手術をご紹介しています。
早期のご相談をおすすめします
外反母趾は、早い段階での対応が変形の進行防止・痛みの軽減に重要です。
「親指が曲がってきた」「靴が当たって痛い」と感じたら、お早めにご相談ください。