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よくあるご質問

神経ブロック注射は痛いですか?


個人差はありますが、一瞬チクっとする程度の痛みです。当院で主に使用する神経ブロックの針は、採血や点滴で使用される針より細いです。採血や点滴のほうが痛く感じる方が多いです。

ペインクリニック学会専門医の注射には、多数の経験と系譜により「痛くならない工夫」がなされています。

実際には「痛さ」より「怖さ」のほうが、痛みの原因になります。また針を刺されることの怖さ、痛みがあっても、神経ブロック注射を一度でも経験した患者さんには、神経ブロック注射を進んで受ける方が大勢いることは事実です。またペインクリニックの診療には、五十年以上の保険診療の歴史があります。→効果のない治療は、時間の経過と共に淘汰されていきます。

つらい痛みでお悩みであれば、是非一度ご相談ください。

神経ブロック注射は安全ですか?

緊急事態、は1/10万以下の確率です。安全のための備品完備しています。
院長は日本専門医機構麻酔科学会専門医かつ日本麻酔科学会指導医です。
もし万が一にも救急のプロとして対応します。
 その他にショック、感染、出血、神経損傷なども1/10万以下の確率です。

★ふらつく、手や足に力が入りにくいなど麻酔の影響はでることもありますので、お帰り後1-2時間は安静にしてもらっています。大事な仕事、車での移動はできるだけ控えてください。

 

神経ブロック注射は、どのような病気が適応になりますか?

  • 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの腰・おしりの痛み、足のしびれ
  • 首・肩・手の痛み、しびれ(頚椎症など)
  • 肩こり
  • 帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛
  • 膝の痛み
  • 慢性頭痛
  • 手術後の痛み
  • 薬が効かない痛み

など適応範囲はとても広いです。飲み薬より早く、強く効くことが多いです。

また、ばね指、腱鞘炎、テニス肘、ゴルフ肘、ランナー膝、肩腱板損傷、足底筋膜炎、アキレス腱炎など、整形外科の疾患の注射もエコーを活用して行っています。

★注射は、1mm単位で神経や血管を包む組織、筋肉と筋肉の間の膜、関節の中などをエコーやレントゲンで確認しながら行います。左右や体の位置により多くの種類があり、それぞれの患者さんごとに検討しています。

 

神経ブロック注射は、いつ必要ですか?

痛ければ、いつでもOKです。我慢する必要は、ありません。

 

神経ブロック注射は、どれくらいの頻度で通院すればよいですか?

1ー2週で1回が目安です。時間があいてしまう場合、効果は減ります。

★『慢性の痛み』で神経ブロック注射のみの治療を希望する方がいます。リハビリテーション治療を行わないと、神経ブロック注射の効果は落ちてしまうことが多いです。なぜなら、負担のかかる姿勢や動作が改善されないからです。

逆にリハビリテーションのみで、必要な神経ブロック注射を希望しない方もいますが…

『強い痛み』の場合、神経ブロック注射で効率的に痛みをとってから、リハビリテーションを行うように勧めています。

 

神経ブロック注射は、何回もやるのでしょうか?

毎回、原因部位である神経や臓器へ違うアプローチで注射することが多いです。3回程度、『急性の痛み』であれば 1回で30-50% 2回で70%  3回で80% 以上の鎮痛を目指します。『慢性の痛み』も同様ですが、薬剤とリハビリテーションを合わせていきます。

★概ね、2回セットで行うと考えてください。

 

リハビリテーションは、どのぐらいの頻度でくればよいですか? 

少なくとも週2回を目安にしてください。多ければ、効果は増します。

 

どのくらいの期間で、頑固でしつこい痛みの治療を終了(症状をコントロール)できますか?

一概には言えませんが、治療が難しい痛みにも神経ブロック注射とリハビリテーションを合わせることで治療効果があがることが多いです。注射とリハビリテーションを合わせる治療は、当院の最大の特徴です。定期的に通院してもらえば、3ヶ月程度で症状をコントロールできる方が多いです。

 

難治性疼痛(長期の痛み、多くの部位での痛み)

薬剤、リハビリテーション、神経ブロック注射・ハイドロリリースを組み合わせて治療していきます。

最初はとくに集中的に、その後も定期的に通院してください。糖尿病、高血圧などの生活習慣病と同じイメージです。

 

神経ブロック注射はなぜ効くのでしょうか? 

神経ブロック注射は、痛みを和らげる治療法の一つとして広く行われています。動物から人間まで、多くの研究が行われてきましたが、その分子生物学的なメカニズムは完全には解明されていません。それでも、医学的な統計によって効果が実証されており、「健康保険の適応」となっています。

【痛みと神経ブロックの作用】
痛みは急性・慢性を問わず、炎症が関与していることが多いと考えられています。神経ブロック注射では、少量の抗炎症作用を持つステロイド薬を病変部位に直接届けることで効果を発揮します。このアプローチにより、以下の効果が期待できます:

  • 炎症の抑制:炎症を抑えることで、痛みの軽減につながります。

  • 血流の改善:一部では血流改善が痛み緩和に寄与している可能性も指摘されています。※局所麻酔薬には、血管拡張作用があります。

【内服や点滴との違い】
ステロイド薬を内服や点滴で投与した場合、薬剤が病変部位に十分な濃度で到達するのが難しいとされています。一方、神経ブロック注射では、薬剤を直接患部に届けるため、効果を発揮しやすいという利点があります。

【まとめ】
神経ブロック注射は、痛みの軽減に高い効果を発揮する治療法であり、適切なケースでは非常に有効です。分子生物学的な解明は進行中ですが、臨床的な実績に基づき、多くの患者さんに利用されています。

 

「ハイドロリリース」 は施行できますか?

「ハイドロリリース」の正式名称は、「fasciaに対するエコーガイド下ハイドロリリース 」です。

詳細は、一般社団法人 日本整形内科学研究会の解説を参照してください。

希釈した局所麻酔薬を使用して「ハイドロリリース」は可能です。当院は保険診療を基盤としており、患者さんからの注射のみのご指定は出来かねますので予めご了承ください。問診、身体所見、画像所見など病態から総合的に判断して施行いたします。

院長は日本整形内科学研究会正会員であり、先端整形外科エコー研究にも所属しており、日々新しい技術習得のため修練しております。

【2024年12月13日追加】
当院では、肩こり(頚肩腕症候群)の診断にレントゲン、エコー、MRIなどの画像検査を活用しています。診断が確定した場合、肩こりのハイドロリリース注射を自費(自由診療)で受けていただけます。 ハイドロリリース注射は即効性があり、効果が期待できますが、持続性が限られています。そのため、重症の肩こりには、神経ブロックや運動器リハビリテーションを組み合わせた保険診療が効果的で、お勧めです。 肩こりの治療は難しいケースもありますが、お悩みの方はぜひ当院の「肩こり専門外来」にご相談ください。

 

整体など他院との併診はできますか?

当院は交通事故の診療だけでなく、腰痛・肩こり・膝痛の保険診療においても、鍼灸、整骨・接骨院などとの併診は認めておりません。パーソナルトレーニングも原則不可です。

補足)重複受診・はしご受診(:ドクターショッピング)は、保険診療において認められておりません。他院からの受診の場合、紹介状を持参していただけますよう宜しくお願いします。

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