小さなお子さんは、ケガをしても痛みやしびれなどの症状や、痛みの場所をうまく表現できないので、私自身も親として不安になったことは少なくありません。

つき指、ねんざ、打撲、アキレス腱・膝・股関節の痛みなど、日常よくある病気

また以下のようなことでも、当院へご相談ください。

被曝を最小限に抑えたデジタルレントゲンと超音波エコーを用いて診療します。

※乳児の先天性股関節脱臼のエコー診療は、お電話のみでの予約となります。ネット予約はできませんので、予めご了承ください。

 

【小児の肘骨折】

小児の肘骨折は、転倒や遊び中の衝突などによって生じやすく、成長過程にある骨は柔らかく柔軟性が高いため、骨折が特殊な形状になることもあります。適切な治療とリハビリテーションを行うことで、将来的な機能に影響を残さず回復できる可能性が高くなります。

当院では、小児の肘骨折に対して正確な診断を行い、お子さんの成長に配慮した治療を提供しています。必要に応じて、低被ばくのデジタルレントゲンや超音波を活用して骨の状態を確認し、適切な固定やリハビリを行います。また、骨が癒合する過程や動作機能が戻るまでの経過を丁寧にサポートし、早期の回復を目指します。

 

 

【小児肘内障】

肘内障は、特に小さなお子さんに多く見られる肘の脱臼の一種で、「腕を引っ張ったり転倒したりした後に腕を動かさなくなった」といった症状が特徴です。肘内障が起きると、肘を痛がって動かさなくなるため、早期の対応が必要です。

当院では、小児の肘内障の診療・整復を行っており、迅速かつ丁寧な処置で痛みを和らげます。肘内障は適切な整復によってすぐに回復が期待でき、後遺症が残ることは通常ありません。また、再発予防のため、肘への負担を軽減する方法や日常生活で気をつけるポイントについてもアドバイスをいたします。

 

 

【小児：先天性股関節脱臼】
乳児の先天性股関節脱臼は、生まれつき股関節が不安定である状態を指し、早期発見と治療が重要です。適切な診断が早期に行われれば、成長に伴う関節の正常な発達を促し、後の歩行や運動機能への影響を防ぐことができます。

当院では、乳児の股関節の状態を詳しく評価するために、エコー（超音波）を用いた診療を行っています。エコー検査は、放射線の影響がないため、乳児にも安心して使用できる方法です。股関節の形状や安定性を正確に把握し、必要に応じて早期治療の計画を立てます。エコー診療によって、成長に合わせた適切なケアが可能になり、健やかな発達をサポートします。

※症状に応じて、被曝を最小限に抑えたデジタルレントゲンを使用します。デジタルレントゲンは従来のレントゲンに比べ、被ばく量を低く抑えながらも高精度な画像を提供できるため、患者さんへの負担を最小限にしつつ、的確な診断が可能です。